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再生メモ

苦悩系ブログです。深海で、なんとか光ろうとしています。口角上げる。

映画「めがね」を観た&内田樹

映画「めがね」

2007年公開 監督 荻上直子

 

前に1回観たはずなんだけど、加瀬亮が出てくる辺りからの記憶がほとんどない。こわい。

調べたら、ロケ地が与論島だった。

BBQ食べる、エビを食べる、かき氷を食べるシーン。

そんなことが一番印象に残るってどんだけ食いしん坊。

トランクを置いて自転車?三輪車?のうしろに乗るシーンが良かった。

小林聡美加瀬亮の組み合わせが好きだから、この二人の恋物語が観たい。

 

 

疲れすぎて眠れぬ夜のために (角川文庫)

疲れすぎて眠れぬ夜のために (角川文庫)

 

 

 

p108

恥の文化」というのは、そのようなかたちで社会規範が内面化、あるいは、身体化したものだとぼくは思います。その「身体化した社会規範」のことをぼくは「型」というふうに言い換えているわけです。

「型に縛られていること」、それが日本人の倫理性の特徴的なあり方です。

 

p244

システムの安定か、欲望の充足か、人類発生以来、この拮抗関係はゆるやかに「欲望」の優勢のうちに推移してきました。ですから、こう言ってよければ、欲望の充足を生態系の安定より優先的に配慮する生物、それが人間である。ということになるでしょう。動物と人間が違うのはおそらくただその一点だけです。それが生産力の向上、生産関係の変化、貨幣の発明、分業の発生、階級と国家の出現、帝国主義戦争、グローバリゼーション・・・・・・という生産と流通の変容の推力なのです。

 

p255

凝りや力みを取るために、とりあえず一番良い方法は、静かに「聴く」ことです。

 

これは私の合気道の師である多田宏先生がよく口にすることばですが、外部から到来する理解不能の声に注意深く耳を傾けること、自分の身体の内側から発信される微細な身体信号をそっと聴き取ること。これは武道に限らず、哲学に限らず、人間が生きて行くときの基本的なマナーだと私は思います。

 

人間が一番無理なく、リラックスしている状態というのは、誰もいないところで一人でたたずんでいるときではなく、外部(己の身体はある種の外部です)から到来する「声」に静かに耳を傾けているときなのです。

茶を点てるのも、香を焚くのも、美味を味わうのも、音楽を聴くのも、書物を読むのも、ビジネスをするのも、武術的な立ち合いの場で相手の身体から発される気の流れを感知するのも、それもめざしているのは同じ構えです。

それは「聴く」ということです。

これがこの本で私が言いたかったことです。

 

 

誰もいないところで何もしないで一人でいる時が一番リラックスするもんだと思ってた。そうじゃないんだ。

深呼吸して普段からじっくり物事を味わって、「聴く」ということを意識しよう。

 

 

 夜ごはん

マカロニグラタン